肺癌入院の記録~発見・検査編(1997)
3/14~15 人間ドック |
新八柱台病院で1泊2日の人間ドックを受けました。だいたい毎年受けているんですが、夜ゆっくり仕事ができそうだったので1泊2日に初挑戦しました。 糖尿病でお世話になっている斉藤先生から「長年タバコを吸っているんだから、一度、肺のCTを撮ってみたら?」と言われてたので、肺のCTをオプションで組み込みました...これが幸か不幸か、大当たり~! |
4/1 人間ドック結果説明 |
結果は前日くらいに郵送されてきたのですが、胸部CTの結果が「淡い影、3ヶ月後に再検査を受けて下さい」となっていた。でも気になるので先生の説明を聞くことにしました。 右肺に影があるものの、かなり小さい(1cmくらい)ので何なのかはわからない、とのこと。経過観察ということで来月再度CTを撮ってみることになった。 |
5/13 再度CTで検査 |
再度、胸部CT検査。 |
5/19 再検査の結果説明 |
再検査の結果は前回と変化なし。この病院では、これ以上の精密検査はできないということで、国立がんセンター(現 国立がん研究センター)東病院を紹介される。 この時先生に「癌であるというわけではなく、確率が存在するということなので気を落とさないように」と言われたものの、自分で顔から血の気が引いたのを覚えてます。 |
5/29 がんセンターへ |
紹介された国立がんセンター(現 国立がん研究センター)東病院へ。 糖尿病で世話になっていた先生の紹介だったので紹介状の宛先は消化器系の先生になっていた (^_^;) 肺癌の疑いだということを話して呼吸器系のほうに回してもらう。 結局、さらに精密なCT検査を後日行うことになった。 |
6/18 CT検査 |
さすが国立!レントゲンやCTの機械が何種類もある(感激してる場合じゃない)。 「せっかくある機械やから使わにゃ損」じゃないでしょうけど、いろいろ撮られました。 |
6/23 CTの結果説明 |
いろいろと撮ったのを見ても判断できないようで、最終手段として通称(?)肺針(はいはり)というのを後日行うことに。 早い話が肺から直接細胞を採取するというもの。私の場合は、背中から肺に針をさして、その位置をCTで見ながら怪しい影から細胞を採取するというものです。 とにかく1泊2日の検査入院ということになります。 |
7/8~9 肺の細胞採取 |
いよいよ肺針の日。午後からCT室に入り、背中にマトじゃないけど「ここ掘れ」マークをマジックで書かれました。胸部へ局部麻酔後、背中から針がブスッ、痛くないけどすごい違和感。そしてCTで撮影しながら針を目標へ... しかし局部麻酔だからスタッフの会話は全て耳に入ります。 スタッフ「ここじゃなかったなぁ。もう一回やり直し...」 私(心の中)「をいをい、しっかりしてや~。プロやったら一発で決めんかい!」 約1時間で終了。その後夕方に肺から空気が漏れてないかレントゲンで確認。病院の夕食後、しばらくしたら疲れて病院のベッドでバタンQ。 翌朝、再度レントゲン、問題ないので無事退院。 |
7/14 結果説明だったんですが... |
いよいよ肺針の結果説明の日。さすがにこの日は女房も同伴しました。ところが、先生が一言「ゴメン...まだ結果出てない」 わざわざ来させるな~! |
7/24 今度こそ結果説明 |
さてさて今度こそ結果説明。結論はズバリ!腺癌。手術で切除することに。入院は女房の出産(10月上旬)も考慮し、9月上旬に退院できるように8月20日過ぎを希望。 またこの時、先生に入院中にパソコンの使用ができることを確認し、帰りにグレー電話が 1台だけですがあることを確認...メール送受信が出来る~! ※ 当時は携帯でネットに接続はそんなに一般的じゃなかったと思う |
7/25 禁煙じゃ~ |
癌のせいというより「手術後に楽だから」と先生に言われたんで禁煙に挑戦(現在まで続いてるから大したもんじゃ)。 この日、久々に女房と二人っきりで飲みに行って、そのお店でタバコの箱が空っぽに...それが禁煙のスタートでした。 しかし禁煙後の1本の美味さを知っているだけに、「今吸ったらクラっときて気持ちええやろなぁ」と考えることも良くあります。 |
7/30 ThinPad購入 |
入院しても可能な限り仕事をせんと収入にひびくのが自営業の辛いところ。 ガン保険に入っていたんで退院後に保険がおりることに期待して病院での仕事用に IBM の ThinPad 535 を購入しました。 |